カーリースのデメリット
カーリースのデメリットをご紹介します。
業者の説明を聞いても、今一つピンとこないポイントだと思うので、
極力わかりやすく解説します。
ディーラーのローンよりも割高
カーリースは、
”車検代と重量税などを全て込み込み”
で計算しておき、それを分割(ローン)で支払います。
当然、3年目の車検代、毎年の重量税、定期の整備サービス代など
全てひっくるめた状態で、初めから全て金利が乗っているのです。
それらも全て合わせて、”+金利”を分割で支払うため、割高になります。
従って、カーリースのほうが、ディーラーで購入するよりも
月々の支払いは少し多くなります。
毎月は少々高いのにカーリースが選ばれる理由
基本的に改造はご法度
カーリースとは、リース会社の所有している車を、あなたが複数年「借りる」という契約です。
他人の車を有料で借りている、だけなのです。
従って、改造行為は後に違約金が発生します。
例えば、社外品のホイール、マフラー交換、車高調を入れてローダウン、
オーディオを組み込む・・・など。
ただし、契約満了時に原状回復させて、リース当時の姿に元通りに
戻せるのであれば構いませんが、基本的には面倒が増えるだけです。
キズ、へこみは修理義務&報告義務
キズをつけたり等、明らかにあなたの過失がある場合は、
原状回復の費用を請求される事になります。
傷やへこみなどの破損個所は、残価設定での中古価格に影響が出るためです。
もし最初に決めていた残価設定よりも価値が落ちるほどのキズやへこみが発生していたら、
価値下落分の修理代を請求される事は覚悟しておいてください。
契約期間内にキズつけてしまった場合は、自分で修理代を払って直すか、
契約終了時に修理代を払う必要があります。
車内を汚すと修理代を請求される
車内の汚れ、破損なども中古価格に響くので、車内もきれいに使う必要があります。
特にタバコのヤニ、焦げ跡、シールの跡や、何かを引っ掛けて壊した等は、
原状回復の対象となります。
また、ペットを持ち込む事によるニオイの染み付きなども違約金の対象になるので、
ペットも持ち込まない方が良いでしょう。
なお、通常使用において自然劣化したものについては問われませんのでご安心を。
走行距離の厳守
中古価格に大きく影響される走行距離。
例えば、契約時に5年で3万キロ以内と決めて残価設定したのに、
実際は4万キロ走っていた場合などです。
カーリース業者によって違いますが、およそ1q超過で10円〜15円の違約金が発生します。
1万キロオーバーだと最低でも10万円の違約金・・・。
過走行には十分に注意が必要です。
途中の契約解除は違約金が発生する可能性も
スポーツタイプをリースしたが、途中で子供が生まれて家族が増えた
からワンボックスに乗り換えたい!
そんな事態が起きないとも限りません。
が、その場合は借り換えになりますが、最初にリースしたスポーツタイプの車に対しては
違約金の対象となり、残りを一括で支払う義務が発生する可能性もないとは言えません。
借り換えとして新たに手続きが開始される場合がほとんどですが、
なるべくならそういった事態は避けるべきでしょう。